過去クロ巣の地下が開放され、範囲狩りが流行りだしてから結構な回数範囲狩りPTを組みました。
範囲狩りは減衰のない属性WSやエレ魔法で削ることが一般的なので、一回の戦闘にかける時間は、敵の数にあまり影響されません(タゲ乗せ漏れによるマレ漏れの影響はあります)。
なので、釣る時間も考慮する必要がありますが、できるだけたくさん釣れるかどうかが効率を大きく左右します。
で、ここで要になるのが釣りとタゲ保持をする盾になってくるのですが、維持・耐久能力にかなり個人差があることを実感しています。
なので今回はその差について明確化しようと、簡単な検証をしてみました。
検証方法
- ナ・剣の2ジョブでの検証です。
- 過去クロ巣ドーナツ部屋にいる5種の敵からファランクスなしでそれぞれ100回攻撃をもらい、被ダメージを測定します(特殊技は含めず)。
- 被弾時は後ろ向きで、盾発動・受け流しは発動させません。
- ナはブルト、剣はエピオで測定し、ブルト無し&エーティル等についてはダメージから計算します(実測ではありません)。
- 攻撃を回避した回数は100回のうちに含めますが、被ダメージ平均値の算出には含めません。
- 両ジョブともプロテスあり、ナは食事(味噌ラーメン)を行ったうえでコクーン有無の2パターン、剣は食事なしの1パターンで検証(防御差の確認のため)。
※注意事項
ドーナツ部屋の敵はエリア内でLv差がありますが、今回は無作為に選んだ各1体のみで測定しています。
そのため選んだ個体によってレベル差がある可能性が高く、実際には振れ幅がありえます。
イモ・トンボ・カブトは南側(レベル高)、キノコ・サソリは北側(レベル低)で測定しました。
ナイトの装備はこちらの日記のもので、ナ/青M.Lv30で測定しています。
miotsukushi-ff11.hatenablog.com
魔剣の装備は以下の通りで、こちらはJP1450の剣/黒で測定しています。
◇魔剣装備
武器:エピオラトリー
サブ:アルバーストラップ
矢弾:アイアンゴベット
頭 :ニャメヘルム
首 :アンムーヴカラー+1 R15
右耳:オノワイヤリング+1 R15
左耳:トゥイストピアス
胴 :ニャメメイル
両手:ニャメガントレ
右指:シュネデックリング
左指:ゼラチスナリング+1 R15
背 :オーグマケープ(VIT+20 回避+20 魔回避+20 敵対心+10 防+50)
腰 :エングレイグベルト
両脚:ニャメフランチャ
両足:ニャメソルレット
被弾時のステータスは以下の通りです。
ナ(コクーンなし) VIT399 防御2548 AGI 227 回避888
ナ(コクーンあり) VIT399 防御3737 AGI 227 回避888
剣 VIT310 防御1792 AGI 256 回避1077
検証結果
まず、各100回攻撃を受けた際のデータがこちら。
ぱっと目を引くのが、防御力によるダメージ変動の大きさです。
ナの低防御力は、魔導剣士の防御力(VIT310 防御1792)の実測値から、それぞれブルト有無(68%カットor50%カット)で計算したものです。
この数値はナイトには低く見えますが、例えばフルサクパタだったとしても、首耳指背で防御ブーストしておらず(例えば首は月光の首飾り、指は守りやヴォーケイン等、背はHPマント)、盾も常時オハンだったりすると到達してしまうレベルです。
サクパタではなくAF119だったり、SV系を使っている方は更に低くなる可能性すらあります。
魔導剣士はうちはオデシー・範囲狩り想定でガチガチ防御仕様しか準備してないのですが、そうではない場合はさらに低防御力となり、被ダメ増加となりえます。
あとは剣はエピオとエーティルの差がかなりありますねー。
他に気づいた点としては、キノコとサソリの被ダメージの高さでしょうか。
キノコとサソリは北側で測定したのでLvが低い可能性が高いのですが、それでも南側のイモ・トンボ・カブトより攻撃が痛いです。
被ダメが気になるなら避けるのも手ですね(隅っこにいるので避けやすい)。
続いて、ここにファランクスのカットを考慮した場合の総ダメージ量(100回攻撃を受けた際の)を表にしたものが以下になります。
網掛けは現在のうちのカット量を目安にいれてみました。
その他のカット値は、以下のようなイメージで入れています。
なお、赤字は「クリティカルのみでダメージを受けている」場合です。
ナイト
カット72(現状最高の被ファラ装備&外部ファラ)
カット69(現状最高の被ファラ装備)
カット53(オグメの被ファラ(頭胴背)なし)
カット43(オグメの被ファラ(頭胴背)& サクパタ無し)
カット29(ファラのみ)
魔導剣士
カット91(現状最高の被ファラ装備&エンボルド)
カット67(現状最高の被ファラ装備)
カット54(FUバンド+3&テーオン4部位(各+3))
カット42(FUバンド+3のみ)
カット35(ファラのみ)
ナ剣ともうちの装備水準でクリティカル以外はほぼ0ダメージに完封できる結果となりました。
これは体感通りですね~。
今回の結果から言えることは、
- 両ジョブとも防御力・被ファランクスカットの影響がかなり大きい。
- ナイトはブルトとある程度の防御水準があれば、被ダメがファランクスカット値を下回るので、コクーンはほとんど意味がない。
- 逆にブルトがない場合や装備防御が低めの場合は、コクーンの効果が大きいのでサポ青推奨。
- 剣はエピオの有無がかなり大きいので、エーティルで範囲狩りするなら高防御力とかなり高い被ファランクスが必要。
こんな感じでしょうか…。
個人的にナイトでサクパタソードを使いたい欲求があって(詠唱がストレス…)、今回の検証もその模索の一環でしたが、十分いけそうな印象をもっています。
現在の装備でも100回攻撃を受けた場合のダメージ総量が222~794なので、20体の敵であれば1分で受けるダメージが666~2382、50体の敵であれば1665~5955となります。
被ダメージ的には、エピオのエンボル無しファランクス時と同じくらいなので、攻撃力の高いキノコやサソリをパスすれば、自己ケアルで十分いけると思います。
それにしても思うのは、魔剣のスペックの高さですね…。
ナはM.Lv30で食事あり、魔剣はJP1450で装備も更新余地ありの圧倒的不利な状況ですが、エンボルファラが強すぎます。
実際の被ダメージもストンスキンでクリティカル分も吸収できますからね~…。
最後に被クリティカルと回避についてです。
ナは被クリティカルヒット-9%装備なのでそれなりに効果がでているようです。
回避はどちらもボトムと言っていいでしょうね~。
まとめ
今回の検証で思ったことをまとめています。
ナイトについて
ブルトガングの有無は決定的な要素ではありませんが、ない場合はコクーンと高水準の防御装備、被ファランクス装備がないと多数の敵を維持するのは難しいです。
※2020/05/03追記
壁やくぼみを利用して、敵を正面に集めることができれば盾発動を期待できます。
この場合、ブルトがなくても多数の敵を維持することが可能のようです。
今は、ナ/赤のイオリ削りをしながら敵を維持するのが良きようですね!
魔導剣士について
エピオラトリーの影響がかなり大きいので、可能な限り入手したいところです。
エーティルの場合は常時エンボルドできるように装備を整えたうえで、赤or学者をPTにいれるようにするとよいでしょう。
両ジョブ共通事項
ブルトやエピオがあっても、防御水準が低すぎたり被ファランクス+が少ないと被ダメージが大きく、多数の敵を維持するのは困難です。
特にアクセサリでの防御ブーストは非常に効果的なので、被ダメでお悩みの方はとりあえず作成・入手することをお勧めします(アンムーヴカラー+1、オノワイヤリング+1、トゥイストピアス、ジョブマント(VIT・防御)、ゼラチスナリング+1等)。
被ファランクスについては、ナイトはともかく魔導剣士はランダム要素が大きく、なかなか揃えるのが難しいです。
個人的に1分でHP分のダメージを貰うと被ダメがかなり痛い印象(維持はともかく釣りで死にます)を受けますので、自身の装備でどの程度耐えれるか把握することが大切だと思います。
範囲狩りで一定以上の効率を求めるのであれば、15体釣りに問題ない水準を用意するのがよいでしょう。
15体が1分で攻撃してくる回数は、DA考慮すると約240回くらいです。
防御水準が一定以上という前提で、
- ナイト(ブルト持ち)であれば、キノコ・サソリを避ければ、被ファランクスが低めでも維持は可能。
- ナイト(ブルト無し)の場合は、コクーンをした上でファランクスカットが55程度は必要(自分でかけるなら被ファラ+25が目安)。キノコ・サソリも避けたい。
- 魔導剣士(エピオ持ち)であれば、ストンスキン維持で、少なくともFUバンド+3だけはあれば行けそう。
- 魔導剣士(エーティル)の場合は、最高の被ファランクス装備を整えてエンボルファラが前提。被ファランクスが足りない場合は、ミンネ等の防御支援が必須。
こんな感じが最低ラインになるでしょうか。
もちろんある程度の効率を出すためなので、敵の数を少なくすればこれよりもっと装備の敷居は低くなります。
ただ、あまりに敵の数が少ないともはや範囲狩りのメリットがないので、どうせなら準備して臨みたいところです。
だいぶ長くなってしまいました。
今回はブルトガング以外の使用可能性が見えてきたことと、他ジョブの盾可能性についての検証材料になったことが収穫でした。
他ジョブは肉盾でなんとかならないかと思っていましたが、剣のエーティルの表を見る限り、なかなか厳しそうな印象です。
唯一、踊/青あたりなら、高回避を活かしつつワルツの回復とヘイトで維持できそうなイメージなので、これは追々試してみたいですね~。
以上検証結果でした。
ご参考になれば幸いです。